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伊賀忍法帖


感想:

「こうなるのか!?」

中尾彬が絞り出したその声は、私の心の声でもあった。

劇中、佐藤蛾次郎謹製の惚れ薬を飲まされた下女。薬が効くやいなや立ち上がり、乳をさらけ出し、目の前にいた屈強な坊主の指をしゃぶり始め、恍惚とした表情でその体を求める。

「伊賀忍法貼 惚れ薬 通販」

思わずググった私であったが、それを入手するための情報は出てこなかった。これは映画だ、ということをすっかり忘れていたのである。

特に年齢制限のない映画におっぱいが出なくなってから久しい。映画の中に出てくるおっぱいシーンは、現実世界で女人の裸体を観る手段がほとんど無かった小・中学生時代の私にとって貴重な性資源であった。苦労せずに無修正エロ動画ですら閲覧できる現代のデジタル・ネイティヴ少年たちにはピンとこないかもしれないが、その大きさに関わらず、乳頭の色の濃さに関わらず、観に行った映画の本編中にわずか数秒でもおっぱいが出てくるシーンがあるという事は、私と私の海綿体にとって、とても嬉しいサービスだったのである。

しかも本作ではこの下女の下半身しっとり半蔵シーンのみならず、美保純や風祭ゆきといった、往年のにっかつロマンポルノスターによるヌードシーンもある。こうなるともう私は嬉しすぎて、この作品がどんなストーリーだったのかを殆ど忘れてしまうほどだった。おそらく「伊賀忍法帖」というタイトルから察するに、「武士の家計簿」に近い、帳面をめぐったバランスシート的ななにかに右往左往する物語なのではないかと考えるが(「武士の家計簿」は未見なので、この見立てが正しいかどうかはわからないが)、そんなことはもうどうでもよい。私はまぐわいたいのである。

ところでこの映画ならびに同じ角川映画として前年公開された「魔界転生」から強い影響を受けて誕生したゲームがある。

タイトー「影の伝説」だ。

さらわれた姫を取り戻すべく、一人の伊賀忍者が火を噴く虚無僧や天草四郎時貞をイメージしたポスと戦うアクション・ゲーム。(出来ればアーケード版を遊戯して欲しいが) 現在任天堂バーチャル・コンソールからダウンロードすることが出来るので、この映画を気に入った方でWiiや3DSをお持ちの方は遊んでみることをお薦めする。顔の書きこまれていない主人公が真田広之に、敵の虚無僧がストロング金剛に見えること請け合いだ。

さて私が大筋を忘れてしまうほどの傑作「伊賀忍法貼」、その内容だが……それはあなたの眼で、しっかりと確かめてほしい。そして鑑賞後に自分の胸に湧きあがる想い……それこそが他の誰のものでもない、あなた自身の感想であるはずだ。

おわり

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