きんたま空間



 トップページ » 映画感想 » 帰ってきたMr.ダマー バカMAX! 

 

帰ってきたMr.ダマー バカMAX!


Dumb and Dumber to

感想:

若い人に「ジム・キャリー知ってる?」って聞いたら何て答えるんだろうか。

いや、映画ファンならいくつか作品名を言えるんだろうけど、一般の若者なら、という話で。

「こどもの頃にテレビでやってた『マスク』を観た事があります」

とかになっちゃうんだろうか。

「心のマスクをはずしてごらん。ってやつですよね」

そっちじゃねぇよ。お前は午後ローファンか。

 

Wikipediaをみると、1994年-1995年は彼の当たり年だったことが分かる。

当時、レンタルビデオ屋に彼のコーナーが出来ていたのを思い出す。

「ジム・キャリーの」という文句からはじまるタイトルが結構あった。

俳優の名前ではじまる映画は危険だ。

「フィービー・ケイツの」とか「ケビン・ベーコンの」とかタイトルについている映画は、邦題をつけた映画会社的には「鑑賞中に我慢が必要な出来ではあるが」という前置きとして使いたいのであり「でもお前の好きな俳優女優が出てるんだからそんくらい我慢せえよ!!」とは言えない事情から来ているのではないかと思う。

「ジム・キャリーはMr.ダマー」

「は」ときやがった。何が「は」なのか。「そうそう、そういえばジム・キャリーってMr.ダマーだよね!」ってならねえよ、バカ!!

そういったタイトルに対する不吉感を抱えつつ観た「ジム・キャリーはMr.ダマー」だったが、ぼくにとってジム・キャリー出演作品のなかで一番のお気に入りになるほど面白かった。今まで観たコメディ映画をランク付けしたとしても、かなり上位に入る作品だと思う。

特に「ビール瓶におしっこしてギリギリで二本目に流し込む際の効果音」は、今まで観たコメディのなかで一番笑った効果音である。


そんな映画の二作目が出来た。20年ぶりに。


相変わらずのバカさ加減に爆笑した。バカMAX!というタイトルに恥じない出来だった。

ジム・キャリーは「マスク」が大ヒットしたものの、その後は「何やっても笑わせ方が一緒」という評価にカッときたのか、似合わないシリアス路線に走ったりした時期もあった。それらはそれで、一応ヒットはしたし、彼の演技に対する評価もそこそこは上がった。

しかし、Mr.ダマーを超えるものは一本もなかった。続編が出るまでは。

相棒役のジェフ・ダニエルズも「スピード」出演でガツンと有名になったもののあとが続かず、シリーズとは全く関係ないコメディ映画に出演したら「Mr.ダマー2 1/2」という邦題をつけられてビデオ販売されたりもした。その映画に「ジェフ・ダニエルズの」とつけられないほど低迷していた。

その二人が、これでもかと言わんばかりにバカをやっていた。

人は時々、自分の人生をふりかえりながら反省する事がある。こんな生き方でよかったんだろうか、今からでも変わった方がいいんだろうか、など。

「俺たちは20年変わってないぜ!!」

一作目を見た人であれば、この続編のエンドロールに自分のこの20年を振り返ってしまうかもしれない。

「きみはきみのままでいいんだよ。恥じることを知らないきみだとしても」

強烈なバカコメディの最後にふとそんな真摯なメッセージを貰った気がして、あやうく劇場で泣きかけるところだった。

したまちコメディ映画祭のプレミア上映で鑑賞した。日本公開はこれからということでストーリーなどは書かないけれど、ドリフ大爆笑のいかりやと仲本によるコント「バカ兄弟」が好きな人なら前作含めて絶対お薦め。

 トップページ » 映画感想 » 帰ってきたMr.ダマー バカMAX! 

 この記事の先頭へ