きんたま空間



 トップページ » 映画感想 » ニュー・シネマ・パラダイス 

 

ニュー・シネマ・パラダイス


Nuovo Cinema Paradiso

感想:

おしゃれが嫌いで。

「ニュー・シネマ・パラダイス」と聞くと、なんかそのおしゃれな連中が、ちょっと小金持ったおしゃれな連中が、ちょっと小金持った知識のあるおしゃれな連中が、ちょっと小金持った知識のあるいけすかないおしゃれな連中が、
「いいよね~♪」とか言ってる映画、という勝手な決めつけがあってずっと観ていなかった。こないだ暇だったので観た。良い映画だった。♪いいよね~。

良い映画だったのでwikipediaで調べてみたら、この映画には現地上映版、全世界上映版、ディレクターズカット上映版がある事を知り、自分はhuluで観たので再度その尺を調べたら、それは全世界上映版だということが分かった。

ディレクターズカット版に関する評価は賛否両論の否が多い感じだった。現在レンタルDVDショップなどに置かれているのはこちらで、私が観たものよりも尺が長く、賛否が分かれる理由となった追加エピソードが入っているバージョンだということだった。

その追加されたエピソードを読むに、全世界公開バージョンを先に観て良かった気がした。まだディレクターズカット版観てないけど。

青年諸君が映画を観ながらマスターベーションしている場面が良かった。

私もあのような勇気がほしい、映画館でスクリーンから伝わるエロチシズムに自分の想像力を加えて海綿体を充血させたいと思ったが、家に帰ればソクミルだったりDMMだったりでエロ動画が観れる訳で、わざわざ映画館に出向いてマスターベーションする必要が無い事に気が付いた。

今でも都内には館内でマスターベーションをすることが出来る劇場があるらしいが、素人がそれを見つけるにはひと苦労するだろう。
シネマコンプレックス、略してシネコン隆盛の時代。どこもかしこもシネコン、シネコン。本作を観た私はそんなおしゃれな響きのシネコンに対して、

「そこでマスターベーション鑑賞は出来るのか?」

と問いかけたい気持ちになった。シネコンがあるなら、シコりコンもあっていいと思う。

失われた文化は二度と戻らない。私たちは文明や科学の進歩と引き換えに、何か大切なもの……マスターベーション鑑賞をはじめとした観客フリーダムを失ってしまったのかもしれない。そんな事を考えさせてくれる映画だった。

今日就寝前に行う予定のマスターベーションは、本作に捧げる……。

FINE

 トップページ » 映画感想 » ニュー・シネマ・パラダイス 

 この記事の先頭へ